お不動さま
お不動さまは、真言密教の根本仏である大日如来の教令輪身(化身)であります。私たちの煩悩や色々な迷いを鎮め、さまざまな障り・災難を払うために恐ろしい姿をされております。また、どんな所へでも出向き、すべての人を救済するため、奴僕(ぬぼく)の姿を示されております。
お不動さまの右手には、悟りを開くための智慧を表す利剣を持ち、心のあらゆる迷いを断ち切ってくださいます。左手には、索(なわ)を持っておられ、仏教の教えに背く人をも自分の膝元に引き付けて、正しい教えの道に導いてくださいます。
私たちが一心にお祈りいたしますと、何人たりとも救わずにはおかないとするお不動さまの大慈悲心によって、ご霊験ご利益をお受けすることができるのです。
お不動さまのお姿
お不動さまは真っ黒なお姿をしている
ひどく怒っておられる
@ 左の手にはどんな人でも仏の教えに
引き入れるための索(なわ)を持っている
A 右の手にはあやまった行いや煩悩を
断ち切るための利剣を持っている
B 岩の上に座っておられる
C 世界を焼き尽くす程の猛火を背負っている
成田山信仰
仏教は、今から2500年ほど前にインドでお釈迦さまが悟りを開かれ仏陀となられたことを出発点としています。ですから仏教とは、その「仏陀の教え」ということになります。またその教えは、修行によって人間の苦しみを解決する教えでもあります。その意味では、仏教とは「仏陀になるための教え」でもあります。
インドで生まれた仏教は、やがて、中央アジアを通って、中国、モンゴルなどに伝わり(北伝仏教)、その後、朝鮮半島を経由して6世紀頃日本に伝来しました。またインドからセイロン(現スリランカ)に伝わった仏教は、11世紀にはビルマ(現ミヤンマー)やタイへ伝わるようになります(南伝仏教)。
このように仏教は世界各地へ広がりますが、弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)によって開かれた真言宗は、仏教の中でも特に密教であるといわれます。密教とは「仏さまの秘密の教えを明らかにした教え」という意味ですが、この教えはお釈迦さま在世時代のインドにすでに存在し、それが7世紀ごろに段々と体系化され、8世紀には中国やチベットに伝わったといわれます。そしてこの教えが弘法大師により日本に伝えられ、真言宗となるのです。